
北海道のほぼ真ん中、自然豊かな占冠(しむかっぷ)村のトマム地区。冬はウィンタースポーツで賑わうこの地は、目の前に広がる圧巻の雲海や、動物たちを間近に感じられる緑豊かなファームなど、実は夏だからこその出合いがたくさん! 見逃せない道の駅&ショップとともに、爽やかな夏の北海道に飛び込もう。
北の大地の圧倒的な自然に、身も心もリフレッシュ!
明け方の澄み切った空気の中、ゴンドラに揺られてたどり着いた展望台から広大な敷地を見下ろすと、先々まで広がる雄大な雲海に包まれる ──。そんな非日常を味わえるのが、北海道・占冠村の「星野リゾート トマム」。約1000ヘクタールもの敷地に、2タイプのホテル、ファームや教会にスキー場などが広がるリゾートホテルだ。
冬はウィンタースポーツに多くの人が訪れるこのホテルだが、実は夏こそ訪れたいトピックが充実している。その筆頭が雲海。オフシーズンのゲレンデのテラスを開放し、早朝に出現する雲海を堪能できる「雲海テラス」は、このホテルを代表するアクティビティ。テラスだけでなく周辺に7つの“雲海スポット”があり、まるで雲の上を散歩するような体験が楽しめる「クラウドウォーク」や、空中に浮遊するような椅子に座り雲海を眺められる「クラウドバー」など多彩なラインナップ。豊かな敷地を有するこのホテルだからこそ出合える景色は、旅の忘れられないハイライトになること間違いなし。
2つあるホテルのうち「リゾナーレトマム」は、全室が100平方メートル以上の贅沢なスイートルーム。眺望の良いジェットバスとプライベートサウナを備え、広々としたリビングで旅の疲れも癒される。

ひと息ついたら、外に飛び出してみよう。夢中になって楽しめるコンテンツが待っている。
ファームエリアに足を踏み入れると、そこかしこで牛や羊が気持ちよさそうに草を食みゴロンとお昼寝。牧草ベッドやハンモックに身を任せれば、動物たちと青空の下でリラックスタイム。牛柄のカートに乗り、広大なファームをゆったりと巡るのもいい。
お腹がすいたら、敷地内に点在するレストランやカフェへ。「OTTO SETTE TOMAMU」では、イタリアの郷土料理をベースに北海道のエッセンスで仕上げたコース料理を味わえる。また、ビュッフェスタイルの「森のレストラン ニニヌプリ」では、朝食から夕食までシーンを選ばず、北の幸をふんだんに使った料理を堪能。これらのレストランで使用されるミルクは、ファームエリアからのもの。牧場併設のこのホテルならではだ。
ほかにも、大空間の波打つプール「ミナミナビーチ」や、日本が誇る建築家の安藤忠雄が設計した「水の教会」など見どころはたくさん。この夏は、爽やかな北海道の気候のもと、圧巻の大自然に繰り出してみたい。
緑広がるファームで、動物たちとお昼寝!
体験、ホテル滞在、食事、すべてを満喫!
1. 雲海テラス
雲海に包まれる体験を。 トマムを代表する絶景へ
2005年に始まった「雲海テラス」。評判を呼ぶにつれて雲海スポットも次々と新設され、先日7つ目の展望スポット「クラウドラウンド」が誕生した。テラスに併設された『雲 Cafe 』では、雲海をイメージした可愛いスイーツやドリンクが味わえる。他にも、雲海カラーの「雲海ポスト」や、雲海の種類で運勢を占ってくれる「雲みくじ」なども楽しめる。
2. リゾナーレトマム
雲海仕様の特別な部屋も! すべてがスイートの極上の滞在を
全室が100平方メートル以上のスイートルームで、展望ジェットバスとプライベートサウナを完備。シックな「デザインスイートツインルーム」や、雲海のデザインに囲まれた「雲スイートルーム」、愛犬と一緒に宿泊可能な「愛犬スイートルーム」など、5つのタイプを用意。またレストラン『OTTO SETTE TOMAMU』や、24時間利用可能な『Books&Cafe』など、ホテル棟の施設も充実。
3. トマム ザ・タワー by 星野リゾート
ユニークな客室にも注目! よりカジュアルにトマムを満喫
「リゾナーレトマム」と向かい合うようにして建つ、カジュアルラインのホテル。2 棟に 535 室を有し、ソロからファミリー、愛犬との滞在にまで対応する豊富な客室タイプを用意する。さらに、北海道といえばの鮭をモチーフにした遊び心あふれる「鮭ルーム」も。エリアの中心部に位置しているので、どの施設に行くのにも便利なのも嬉しい。
information
星野リゾート トマム
- 住所/勇払郡占冠村中トマム
- 電話番号/0167-58-1111(代表)
- 客室数/735室(リゾナーレトマム200室、トマム ザ・タワー535室)、チェックイン15:00 チェックアウト11:00
- 料金/リゾナーレトマム 1泊¥25,400~、トマム ザ・タワー1泊¥12,200~(いずれも2名1室利用時1名あたり、税・サービス料込み、朝食付き)
MAGAZINE マガジン

No.2455掲載
夏の推し旅 2025
2025年07月16日発売
海、美食、動物、かき氷、アートなど「大好き」なもの=“推し”を追い求める癒しの旅を案内する特集。夏といえばの沖縄は、那覇&本島西海岸のエリア別解説のほか、久米島、西表島という2つの離島もフィーチャー。他に「大人の夏休み」として、埼玉・長瀞の涼を求めて日帰り旅、栃木・那須で自然に触れる“大人の林間学校”、岡山で今が旬のフルーツとアートを楽しむ旅、北海道・トマムで雄大な自然を満喫する旅など、この夏おすすめの旅先をご紹介します。 ※ anan2455号POPver.(通常版)と、MODEver.(特装版)は表紙・掲載グラビア(Mrs. GREEN APPLE)・バックカバー・価格が異なり、その他の内容は同一です。