
左から、勝又春さん、小田倉麗奈さん
自分の意図が伝わらず、誤解を招いてしまったという経験が、誰しも一度はあるはず。そんな“行き違い”を防ぐために知っておきたい「言い換え」の方法を櫻坂46の秀才コンビ・小田倉麗奈さん&勝又春さんと学びましょう。今回のテーマは、オフラインで交わす会話術。
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表情がわかる対面のコミュニケーションは、多少言葉足らずでも伝わるぶん思ったことをすぐに口にしがち。状況と目的を明確にしましょう。
今回の先生
Profile
佐藤友紀
信越放送アナウンサーを経て博士号を取得。コミュニケーション教育などを行っている。著書に『一瞬で好かれる!! すぐにつかえる言い換え図鑑』(ソーテック社)。
言い換えを習慣にすれば相手を傷つける心配も減る
学校や職場などで、顔を合わせる人たちとのコミュニケーションで気をつけることとは?
「親密さにかかわらず、この人にはどんな配慮が必要かを頭に入れておき、相手によって言い方を変えること。また急いでいる相手には簡潔に伝えて結論を出しやすくするなど、状況や目的に応じることも必要」(佐藤さん)
思いついた言葉をすぐに口にするのではなく、一度頭の中で考えてから相手に応じて伝え方を設計し直すなど、言い換えを身につけるといいそう。
「言い換えができるようになると、こう伝えればよかったなどの後悔はなくなり、相手を思いやる気持ちもプラスされるので、無意識に相を傷つけてしまうという心配も少なくなるはずです」
問1. 落ち込んでいる友達を励ましたいとき、どんな言葉をかける?
心配のあまり、あれこれと言葉を選んでは呑み込んでしまいがちなシチュエーション。共感と明るさ、どちらが正解?

相手に選択肢を与える回答が◎
重い雰囲気で切り出すと、余計にしんみりしてしまいそう。
「相手も悩みや心配事をすべて話したいとは限らない。明るめのテンションなら、ひとことで済むかもしれないし、それだけでも悩みが減るのでは。『私でよかったら』と前置きすれば、嫌だったら言わなくてもいいよ、というニュアンスも出ると思います」(勝又さん)。
「こちらは励ましたいけど、相手からしたら今じゃないかもしれないので、相手に選択肢を持たせるこの回答はいいですね。こちらが気にかけていることも伝わるし、相手も答えやすいはず」(佐藤さん)
問2. 誘ってくれたのに予定が合わないとき、どんなふうに断る?
せっかく相手が誘ってくれたのに、断らなければいけないシチュエーション。経験したことがある人も多いのでは?

感謝の気持ち+代替案が大正解!
行きたいけどどうしても行けない…そんな状況を相手の気分を害さずにうまく伝えるには感謝の言葉から。
「まず、誘ってくれて嬉しいことを先に伝えます。その上で予定が合わないことを伝えて、さらに別日を提案すれば、本当は行きたいという気持ちが伝わると思います」(小田倉さん)。
「気持ちが伝わる最適解ですね。そもそもありがとうの感情は伝わりにくいものですが、言葉にすることで相手にはしっかり届きます。加えて代替案を出すことで、たとえ今回はダメだったとしても、相手は次も誘いやすくなるでしょう」(佐藤さん)
ビジネスシーンで応用するなら?
「仕事の場合、最も大事なのは、相手が納得する理由を挙げること。もし相手に理由を伝えない場合は、代替案を出した上で『ここでカバーさせてください』と伝えてみるのがいいと思います」(佐藤さん)
問3.相手の気になる言動を注意したいとき、どんな言葉を選ぶ?
相手にとってマイナスのイメージになりうる言動は、親しい関係だからこそ、うまく注意したり、伝えてあげたいと思うもの。

明るいトーンで伝えることで軽くなる。
正義を振りかざしたり、大まじめに切り出してしまうと、その後の関係性に影響しかねない。
「あとから指摘するとそれが重大なミスみたいに感じてしまうし、事が大きくなりそう。それよりもその場ですぐに『それヤバいよ~』と明るいトーンで指摘することで“大したことじゃない”と思えるし、軽くなると思います」(小田倉さん)。
「親しい友達なら、いつものトーンやノリで伝えるのは一つの手。捉え方は人それぞれだから、というニュアンスを加えた『私の理解はちょっと違うかも』という言葉もいいでしょう」(佐藤さん)
ビジネスシーンで応用するなら? 「完全にダメ出しをすると関係性は良くない方向に。『確認してもいいですか?』と相手の話にも耳を傾けつつ、プラスの力を発揮してもらいたいから言う、というニュアンスを大事に」(佐藤さん)
問4. どちらが似合うか? のアドバイスを求められたとき、なんて言う?
同性間ではよくあることだけど、実は気を使うこのシチュエーション。とにかく相手を否定しないことが鉄則!

好みを伝えた上で提案をするのもよし
「女の子同士の場合『どっちが似合うと思う?』の質問をしても、自分の中で答えはほぼ決まっていると思います。だから絶対に否定はせずに、私の場合はこっちが好き、という好みを伝えるといいのではないでしょうか」(小田倉さん)。
「どっちも似合うという言葉を前提にしているのはいいですね。相手を否定せず、自分の好みを伝えるところも、相談事にちゃんと考えて答えているのが伝わります。さらに『Aならいつもと違って新鮮』とか『Bなら今持っている服で着回せそう』などの提案を加えてもいいでしょう」(佐藤さん)
Profile
小田倉麗奈
おだくら・れいな 2004年7月25日生まれ、東京都出身。三期生。ファンからはお嬢様キャラで知られ、バイオリンを弾いたり、天文台を訪れるという知的な一面も。
勝又春
かつまた・はる 2004年1 月24日生まれ、京都府出身。四期生。京都大学を今春に卒業。クイズ番組に出演した際に、好成績を残したことも大きな話題に。
小田倉さん・ジャケット ¥20,000 チェックシャツ ¥14,382(共にハンチ/ハナ コリア support@hana-korea.com) 中に着たシャツ ¥8,492(ナチュラルビューティーベーシック) キュロット ¥7,990(マンゴ) メガネ ¥45,100(LORIMER/アイヴァン TEL. 03-3409-1972) リング ¥4,400(floyumu/ロードス TEL. 03-6416-1995) その他はスタイリスト私物
写真・原 楓(TRON) スタイリスト・石川美久 ヘア&メイク・浅井千緩(小田倉さん) 竹内春華(勝又さん) 取材、文・若山あや
anan 2491号(2026年4月8日発売)より

















