
左から時計回りに、JUSTINさん、STELLさん、JOSHさん、KENさん、PABLOさん。
フィリピンで圧倒的な人気を誇る、国民的グループSB19。国内のみならず、アジア・世界へと注目を集めている彼らにまつわる5つのトピックスとともに、SB19の魅力の秘密を探ります。
Index
国境を超え、世界で支持されるSB19の魅力とは?
これまで12か国を巡る3度のワールドツアーを開催!
アジアをはじめ、北米、オセアニア、中東など、世界各地で公演を行う。'25年の「Simula at Wakas World Tour」では、フィリピン・アリーナでキックオフ公演を開催し、2日間で10万人以上を動員。フィリピンの音楽シーンに新たな歴史を刻んだ。
日本の人気コンテンツ「THE FIRST TAKE」にも出演

'24年に「GENTO」と「MAPA」、'25年に「DAM」と「Time」を披露し、クオリティの高いパフォーマンスで話題に。4本の動画は合計約1600万回再生(2026年9月3日現在)を記録。東南アジアのアーティストとして、4回出演したのは初めての快挙。
世界の大規模フェスに出演! SUMMER SONIC 2026も大盛況

Courtesy of SUMMER SONIC 2026
世界最大級の音楽フェス「Lollapalooza 2026」に参加するなど、海外フェスにも積極的に出演。8月14・15日には大阪・東京で行われた「SUMMER SONIC 2026」で、最新曲「LAWLESS」をはじめ全9曲をパフォーマンスし、日本の観客を魅了した。
フィリピンの文化を世界に発信するグループとしてアンバサダーに任命
フィリピンのポップ音楽「P-POP」を世界へと広めた功績が評価され、'26年7月にフィリピン政府観光省(DOT)の公式観光大使に就任。同省が特設サイトを開設するなど、各国に向けてフィリピンの魅力を発信している。
海外チャート1位を獲得するなど世界で評価される高い音楽性
'21~'22年に「Bazinga」がビルボード「Hot Trending Songs」で通算7週1位を獲得したほか、'24年には「GENTO」が第66回グラミー賞のエントリー作品に選出された。メンバー全員が楽曲制作を手掛けているのも、彼らの特徴の一つ。
サマソニでコラボした中島健人さんとananに登場
サマソニ東京公演にて、中島健人さんと「GENTO」のコラボパフォーマンスを披露したSB19が、再びananに降臨。貴重な6ショットは必見です!
anan2514号(10月7日発売)のKENTREND番外編で座談会を掲載!
Cross Talk|国境を超えて独自の表現を届ける5人の熱い想い
── まずは、日本でのライブについて聞かせてください。8月に出演した「SUMMER SONIC 2026」はいかがでしたか?
PABLO ステージに上がったら本当にたくさんの人がいて、驚きました。新しい場所でのライブだから、僕たちのことを知らない人も多いと思っていたんですが、それでも一緒にステージを楽しんでくれているのを見て、いい意味でショックを受けたというか。
JOSH ライブの最後に、照明を客席に当ててもらったときの光景が心に残っています。「こんなに人がいたんだ!」って、後ろの後ろまで見えて。みなさん楽しそうにジャンプしてくれました。
JUSTIN 僕が印象的だったのは、ライブが始まるとみなさんがすごく真剣にステージを観てくれたこと。普通は動画を撮り始める人も多いと思うんですが、今回はそういう人があまりいなくて。それがすごくうれしかったです。
── SNSでもみなさんのパフォーマンス動画が話題になっていましたね。
全員 イエーイ!
── そんなSB19が発信している「P-POP」とは、どんな音楽なのでしょう?
PABLO グローバルマーケットに挑戦していきたい僕たちとしては、フィリピンのポップを象徴する言葉として「P-POP」という言葉を使っています。ただ、P-POPの中にもいろんなジャンルがあるので、一言で説明するのは難しい。いちばんわかりやすいのは、SB19のステージを観てもらうことだと思います。楽しむこと、盛り上がること、そしてフィリピンの音楽の色鮮やかさ。それを感じられるのが、P-POPなんじゃないかな。
JUSTIN SB19の最新曲「LAWLESS」に象徴されるように、僕たちはある意味、法に縛られない音楽をやっていると思います。ひとつのジャンルに自分たちを当てはめず、いろんなコンセプトを扱う。それが今では自然と自分たちの一部になっています。
PABLO メンバーそれぞれ好きな音楽が違うので、それを全部ミックスするんです。ラップ、ポップ、EDM、ヒップホップ、ダンスポップ…それぞれが影響を受けてきたものを取り入れて、ステージでひとつにする。それがSB19です。
── 個性の違う5人が集まっていることも、SB19の魅力ですよね。
PABLO そうですね。パフォーマンスをしていると、それぞれの性格が自然と出てくるんです。STELLは即興でいろんな振りを入れたり、JOSHはみんなに「あれやれ、これやれ」って言ったり(笑)。JUSTINやKENも、表情を含めて自分らしいパフォーマンスをする。そんな一人ひとりの個性が集まって、SB19の美しさができているんだと思います。
STELL 普段はおどけたり、ちょっとおバカなことを言ったりもするけれど、パフォーマンスの準備をするときや、他のアーティストとコラボするときは、急に真面目になって“ゲームフェイス”に入る。楽しむときは思い切り楽しんで、集中するときは真剣になる。それが僕たちSB19らしさだと思います。
── コラボレーションも積極的にされていますが、その魅力は?
PABLO 自分たちだけじゃやってられないからね(笑)。…というのは冗談で、他のアーティストとコラボすると、ユニークな体験ができるんです。同時に、フィリピンの文化や音楽を、別の国の人たちに知ってもらう機会にもなる。違うジャンルの観客にアピールできるし、そこから学べることもたくさんあります。特に日本のアーティストは、自分たちの表現をよく理解していて、とても勉強家です。みなさんとのコラボからも、多くを学びました。
── 日本のアーティストで、今後コラボしてみたい人は?
STELL 藤井風さん。楽器も演奏できる方なので、ぜひコラボしてみたいです。
KEN 僕はラッパーの千葉雄喜さん。彼のラップが好きだし、日本語独特の音には自分の方言と似ているところもあって、重なるものを感じます。
PABLO 僕はLiSAさん。「THE FIRST TAKE」のパフォーマンスをよく見ているんですが、感情があふれるような歌い方が素晴らしいし、大きなステージではまた全然違う歌い方をする。その姿を見ていると、一緒に歌いたくなります。
── ちなみに、みなさんは日本のカルチャーにも詳しいそうですが?
JOSH もちろん。日本のアニメは、フィリピンの子どもたちもみんな見て育っています。ゲームも音楽も食べ物も、日本の文化はすごく深くて、それぞれに刺さるものがあるんです。
KEN 『名探偵コナン』『クレヨンしんちゃん』『ボルテスⅤ』とかね。
STELL 『ボルテスⅤ』は大好き!
JUSTIN 日本といえば、フィリピン人はまず『ボルテスⅤ』を思い浮かべると思います。
全員 たと~えあらしがふこうとも~♪ たと~えおおなみあれるとも~♪(主題歌を日本語で歌いだすメンバーたち)
── わざわざ歌まで、ありがとうございます(笑)。みなさんは今後、日本でどんな活動をしてみたいですか?
KEN 日本語の曲は作りたいですね。
STELL 僕もそう思います。以前、日本人のクリエイターが「MAPA」を日本語で歌っているのを聴いたことがあって。日本語になると、また違った響きになるんですよね。言葉が変わっても気持ちは伝わるんだと思って、いつか僕たちも日本語で歌えたらいいなと思いました。
── 最後に、SB19としてのこれからの目標を教えてください。
JOSH 世界中に音楽を通してフィリピンの文化や音楽を伝えていきたいです。K-POPやJ-POPが国境を超えて広がっている今は、僕たちにとっても最高のタイミングだと思う。自分たちの世代だけじゃなく、次の世代にもバトンを渡していきたい。そして、フィリピンの人たちに恩返しをしたいです。
PABLO 僕たちの夢は、SB19というグループだけのものではありません。自分たちが世界に出て学んだことを持ち帰って、フィリピンをもっと良くしていきたい。他の国でできていることなら、僕らにだってできるはずだから。自分たちの持っているプラットフォームを使って、より良い未来を切り開いていきたいです。
Profile
SB19
エスビーナインティーン 2026年3月に、BE:FIRSTとのコラボ曲「Toyfriend」や、C-POPの女王・JOLINとのコラボ曲「Emoji」なども収録されたアルバム『Wakas at Simula』をリリース。最新曲「LAWLESS 」が発売中(配信限定)。
JUSTIN
ジャスティン 1998年7月7日生まれ。サブボーカル担当。大学でアートを学んだ経験を活かし、グループではクリエイティブディレクターとして、MVの監督やオンラインコンサートの演出なども手掛ける。
KEN
ケン 1997年1月12日生まれ。メインダンサー、リードボーカル、リードラッパーを務める。FELIP名義でソロ活動も行い、SKY-HIが主催した音楽プロジェクトの楽曲「ID」には、客演アーティストとして参加した。
JOSH
ジョシュ 1993年10月22日生まれ。キレのあるダンスと力強いラップが持ち味で、リードラッパーとサブボーカルを務める。大のビデオゲーム好きで、ゲームストリーマーとしても精力的に活動している。
STELL
ステル 1995年6月16日生まれ。驚異的なハイトーンと圧倒的な歌唱力を武器に、メインボーカル兼リードダンサー、コレオグラファーとして活躍。2024年にはシングル「Room」でソロデビューを果たした。
PABLO
パブロ 1994年9月14日生まれ。リーダー、リードボーカルを担当。SB19の楽曲のほとんどを作詞・作曲・プロデュースする。7月17日にソロ曲「USAD」をリリース、初ソロコンサート「The Middle」を開催した。
STELLさん・ジャケット ¥121,000(ガラアーベント/サーディヴィジョンピーアール TEL. 03-6427-9087) ネックレス ¥74,800(ブランイリス/ブランイリス トーキョー TEL. 03-6427-6118) 右手のリング ¥38,500 左手のリング ¥66,000(共にイー・エム/e.m. 青山店 TEL. 03-6712-6797) その他はスタイリスト私物
KENさん・ジャケット ¥187,000(リトルビッグ info@littlebig-tokyo.com) グローブ ¥45,100(サブレーションズ) その他はスタイリスト私物
JUSTINさん・ジャケット ¥115,500 パンツ ¥110,000 タイ ¥14,300(以上リトルビッグ) ネックレス ¥101,200(ブランイリス/ブランイリス トーキョー) 右手のリング ¥47,300(ガルニ/ガルニ東京店 TEL. 03-3770-4554) 左手のリング 10,500(unsung/ロードス TEL. 03-6416-1995) その他はスタイリスト私物
JOSHさん・シャツ ¥29,700(ユハ info@juha_tokyo.com) スカーフ ¥12,100(ガラアーベント/サーディヴィジョンピーアール) 右手のリング ¥22,000(イー・エム/e.m. 青山店) 左手のリング ¥50,600(ブランイリス/ブランイリス トーキョー) その他はスタイリスト私物
写真・JOJI(RETUNE Rep) スタイリスト・藤長祥平 取材、文・瀬尾麻美 撮影協力・バックグラウンズ ファクトリー
anan 2512号(2026年9月16日発売)より



































