ついに明日開演! 『マユリカのうなげろりん!!』イベントを控えたおふたりにインタビュー

お笑いコンビ・マユリカによるPodcast番組『マユリカのうなげろりん!!』(ラジオ関西Podcast)の4度目となる番組イベントが、5月1日(金)にLINE CUBE SHIBUYAにて開催される。昨年のイベントでは、阪本さんが中谷さんの誕生日に贈ったラブドールが舞台に登場。陰陽師の橋本京明氏を介し、ラブドールの中に入っている霊の“さゆり”とのトークを展開した。そんな他に例を見ない内容で毎回来場者の度肝を抜いているが、今回の『マユリカのうなげろりん!!presents日本の大学いきましょか~冨島桜でイギギギギ!やる気はあるけどやめときます~』ではどんな展開が待っているのか──? 今回、ananは番組の収録を終えたマユリカのおふたりにインタビューを敢行。開催を目前に控えたイベントにかける意気込みや、番組に対する想いについて話を伺った。

Index

    みなさんを泣かせるので、覚悟しといて下さい

    ── 今回のイベントは過去最大規模となるLINE CUBE SHIBUYAでの開催となりますが、会場が大きくなることについてどう感じていますか?

    中谷 大きいところでやってほしいというお声が多かったんですが、会場が大きくなると演出もお祭り的に派手にせざるを得ないっていう部分もあって。普段ちっちゃいブースでふたりきりでしゃべっている規模感でやってるんで、あまり大きすぎるところは似合わない気もするんですよね。なので、みなさんのご要望との折衷案みたいなところで今回のLINE CUBEさんがギリギリ感という認識はありました。

    阪本 1万人とかの会場になっちゃうと、もっと派手にせなあかんのかなとか…。

    中谷 勝手が変わっちゃうと思うんですよ。やっぱり声が届く距離がいいんかなっていう。

    ── 大きくなればなるほどいいというわけではないのですね。では、おふたりが考える今回のイベントの目玉についてお伺いできますか?

    阪本 目玉というと、中谷のラジオドラマの続編になるのかなと。

    中谷 今お話しできるのがそれぐらいなんですよ。続編の制作段階に関しては、今は大体の流れができていて、細かい部分の調整がちょっと必要ってところですかね。頑張ってみなさんを泣かせるので、覚悟しといてくれっていう感じです。

    ── #233で披露された中谷さん作の『桜ヶ丘高校女子バレー部』の続編ですよね。前作は主人公らしからぬキャラクター設定も含めてSNSでもかなり話題になりましたが、本作は涙を誘う感動ストーリーとしての完成度はどうなると予想されていますか?

    中谷 前回は阪本とふたりっきりの空間で披露したから、“おもしろの空気”みたいのが充満してしまったんですよ。今回は、音とかをうまく使いながらそこのところをうまくやろうかなと思ってます。

    阪本 そうですね。前回は空気感でなんか崩しちゃいましたけど、脚本自体はすごい名作で泣ける感じのいいものやったんで、変わらずにやってもらえたらと思います。

    中谷 コイツがどう言おうが関係なく、僕はいい作品を披露することに専念するつもりでいます。

    ── 今回は約1900人の来場者のうち、ラジオドラマを聴いて泣いた人が300人以上だったら阪本さんが中谷さんに国内旅行を、1000人以上で海外旅行をプレゼントするというルールですよね。逆に100人以下だった場合、中谷さんが日頃から愛用しているブーメランパンツをすべて破棄するという過酷な罰ゲームも用意されているとか…。今のところ、何人くらい泣かせることができると感じていらっしゃいますか?

    阪本 中谷やったら…そうっすね、1000人とかじゃないですかね。多分、海外旅行のボーダーラインをギリクリアみたいな。

    中谷 うん、まあまあ。理想としては1900人フルで行きたいんですけど。海外旅行とかもかかってるんで、モチベーションのひとつとしてそこはクリアしたいなと思ってます。

    ── 罰ゲームになった場合に破棄されるパンツはもう手に入らない貴重なお品だそうですが、イベントに向けて準備はされていますか? 

    中谷 さっき、パンツ5枚取られました。どうせ成功して戻ってくるんですけど、しばらくはちょっと困りますね。

    ── 成功を祈っています! ちなみに今回で番組イベントは4度目になるのですが、おふたりはどういった点を楽しみにされていらっしゃるのでしょうか?

    阪本 対面で見ている人がいるっていうのが1個大きく違う部分かなっていうのがありますね。年に1回ペースなんで、見てる方もこちらもお祭り感があるんちゃうかな。

    中谷 そうですね。感謝祭的な感じで、普段聴いてくださってるリスナーさんが喜んでくれてるならいいなって思いますね。

    阪本 来てくださってる方がみんな番組を聞いてくれてるから、話が早いんですよ。たとえば「さゆりが…」とかいう話をしても、説明がいらんからありがたいですね。

    ── イベントに対して緊張されたりはしますか? 開始前のルーティンがあったりするのでしょうか?

    中谷 ルーティンみたいなんは全然ないかもしれないです。朝の入りの風景を勝手に撮られていたりはしますけど。できるだけ気負わずに、いつも通りやりたいって考えてますね。

    阪本 オープニングアクトでなんかしなあかんとかいう時は“これ大丈夫かな…”とか思ったりしますけど、今回は何もないんで。

    ── おふたりは3歳からの幼なじみですが、長いお付き合いの中で一緒にイベントに参加された経験はありますか?

    中谷 幼稚園の頃に“夕涼み会”っていうお楽しみ会的なやつがあったんですけど、阪本のお母さんに一緒に連れていってもらったりはしましたね。あと、地元の夏祭りは僕も阪本もめっちゃ楽しみにしてましたね。

    阪本 親は見てるだけで、子供たちだけで遊んでる感じが楽しかったですね。あとは小学生の時のドッジボール大会も、中谷のお父さんが監督で一緒に参加したりとか。

    中谷 大人になってからも、モーニング娘。さんとかFRUITS ZIPPERのライブとかは一緒に行かせていただいたりします。

    ──  ライブを観ている時の相手の様子はいかがですか?

    中谷 モーニング娘。さんのライブを観ているときの阪本は感慨深そうというか、めちゃくちゃ嬉しそうですよね。「ワ〜ッ‼︎」っていうタイプじゃなくて、静かに熱く応援している感じ。

    阪本 FRUITS ZIPPERの時は僕が横におるからか、最初は照れくさそうに小ぶりで応援してるんですよ。でもライブが進むにつれて僕がおるのを忘れるみたいで、口角をあげて半笑いで応援してますね(笑)。 

    ── ご自身のイベントの参考にする部分もあったりしますか?

    阪本 いや、ジャンルが別すぎて…。

    中谷 FRUITS ZIPPERのライブを自分たちのイベントの参考にすることはないです(笑)。

    普通は嫌がるようなことでも、「お願いお願い!」といえば中谷はやってくれます

    ── おふたりが今回のイベントの目玉だとお話しされているラジオドラマは、番組で交わされた会話から生まれた企画。これまでも阪本さんからの無茶振りによって中谷さんのひとりミュージカルなどの名企画が誕生してきた歴史がありますが、こういった無茶振りができるのはお互いへの信頼感があるからなのでしょうか?

    阪本 そうですね。普通は嫌がることでも、中谷の場合は「お願いお願い!」っていったらやってくれるっていう感じですね。

    中谷 たしかに、それでえらい目にはずっとあい続けてますね。それこそミュージカルもそうやし、安請け合いはしないようにしたいんですけど。阪本が絶対に折れないんで、僕が折れるしかなくなってしまうんですよ。

    ── その無茶振りに応えていく中で、クリエイティブな能力が花開いた感覚は?

    中谷 ないです、ないです! 喜びを感じたことなんてないですから! ただ1個だけ、ミュージカルから派生したフレーズがネットミームみたいな感じでバズったことがあるんです(編集部注:中谷さんが2023年に開催したひとりミュージカル『七里、山越えて』内の『オイラが行くしか、ねえな』という歌詞がTikTokで大バズり。雑誌『egg』の2025年の流行語大賞で1位に選ばれた)。あれはなんか変な感じがしましたけどね。嬉しいとかじゃないですけど、わけわからん変な体験してるっていう感覚だけあって。あれは貴重な経験でした。

    ──  今回の作品もまたバズるのでは?

    中谷 いやいや。僕がそう思ってたら、なんか味をしめてる感じじゃないですか。そんなのはないですよ、まったく。

    ──  逆に、阪本さんに対してこんなことをやってほしいと考えていることはありますか?

    中谷 以前阪本が書いた官能小説とかめっちゃ良かったんで、もっと書いてほしいですね。

    ── おふたりの文章をまとめた作品集の刊行を楽しみにしてますね! 今回のラジオドラマを含め、何気ない会話が様々な企画に発展していくおふたりの“雑談力”は、どういった点が鍵なのだと思われますか?

    中谷 鍵とかは特にないですけど、いつも通りにすることじゃないですかね。これで緊張とかしてたら、全然違うものになると思うんですよ。番組でも、出来るだけいつも通りにしゃべることを心がけてるくらいです。

    阪本 普通のコンビのラジオって、多分どっちかの「今日こんなことあって…」みたいな話を聞いて終わると思うんですよ。僕らの場合、エピソードトークはほとんどなくて。“相方の誕生日が近いからどうしよう”みたいな回があったりとか、その場その場で決めてるからあらぬ方向に行ったりするんかなと思います。

    中谷 話の流れで、蛍をそのまま見に行ったこともありましたし。何かあればいいなぐらいに思ってます。

    ── 番組がスタートしてから数年が経ち、おふたりで上京されたり、阪本さんはご結婚やお子さんの誕生があったりと、ライフステージの変化を経験されていますよね。それにまつわるお話が番組の歴史として積み重ねられている部分もあるかと思いますが、今後はどういったお話が加わっていくと思われますか?

    阪本 最初の頃はまだ神戸で収録していて、「交通費の1000円がないから借りてきた」とかいう話をしてたんですよ。それが今は東京におってとかで、ベースはあんまり変わらないけど環境は結構変わっていってて。なので、この先もベースは変わらず環境が変わってたらいいなと思います。

    中谷 残されてるルートでいうと、僕が結婚するとかそういう内容だと思うんですよ。もしそれが実現したら、「奥さんにこんなことで怒られた」とか、今はできない話ができて広がりを見せそうだなって。まだその手札が残ってるから、頑張りたいなと思ってますね。番組のためだけじゃないですけど。

    ── 中谷さんの結婚話が持ち上がったら、どんな展開が予想されますか?

    阪本 まず、結婚が現実的じゃないですからね。これまでに番組で披露した中谷の恋愛話といえば、キャバ嬢に告白してその結果を聞くとかだったんで。まあ、今後彼女ができたっていう展開があったとしたら、「別れたくないのにフラれそうや…」みたいな話が聞きたいですね(笑)。

    中谷 多分、阪本は僕がかわいそうな目に遭うのが楽しみなんですよ。そうはいかないようにしたいんですけどね。

    自分たちのやっていることが何かしらの助けになるなら、ほんまに良かったなと思います

    ── おふたりにとって『マユリカのうなげろりん!!』はどういった存在なのか、改めてお伺いしても良いでしょうか? 

    阪本さんが「たくさんの人に聴いてほしいとはあまり思っていなくて。変わらずに長く続けていきたい」とお話されていましたが…。

    阪本 それを聞いて安心しました。そこはほんまに変わってないんで。今思ったことと同じことを以前の自分も言ってるなって。

    中谷 でも年月が過ぎるにつれ、ルーティンになってきた感覚はありますね。2週間ごとに収録があるんで、時間の経過を測る体内時計みたいな感じになってます。

    2年前のインタビューはこちら

    ジワジワ人気上昇中! マユリカ「『うなげろりん』に関しては多分“ゼロ努力”ですよ(笑)」

    ── 以前発売された写真集の制作やグッズのデザインにリスナーの方が携わっているとプロデューサーの神吉さんから伺いました。そうやってリスナーの方たちと一緒に番組を作っているという感覚はありますか?

    中谷 そうですね。たとえば“カーナビ作りたいけど、どうしたらいいんやろ”って時も、リスナーの方「こんな風にやるとできますよ」とアドバイスしてくれて。いろんな方面の人が聴いてくれていて助かってますね。

    阪本 ラブドールのさゆりに関しても、リスナーの人が呪物コレクターの人に「こんな人形ありますよ」と言ってくれたみたいなんですよ。そこから発展してその方に譲ることになったりとか、聴いてくれてる人がたくさんいるおかげで幅が広がるっていう面はあるかもしれないですね。

    ──  『辛いときにマユリカの番組を聴いて救われた』というリスナーの方もいらっしゃるそうですね。

    中谷 エゴサーチすると、たまにそういう声を見かけるんですよ。そのつもりではやってないけど、素直にめっちゃ嬉しいですね。

    阪本 自分たちがシンプルにやってることが何かしらの助けになったのなら、ほんまに良かったなとは思います。“しんどくても、笑いました”って言ってもらえたら、それがお笑いの意義というか…。

    ──  どういった点がみなさんの支えになっていると思いますか?

    阪本 虫ケラに映ってるからじゃないですかね。この人たち、大人になっても「ちんちん」とか言ってるなっていう(笑)。

    中谷 ノイズがないんかもしれないですね。政治の話もまったくせえへんし、そういう思想みたいなものをすべて取っ払ってるから、余計なことを考えずに聴けるんじゃないですか。

    ──  おふたりは過去回を聴き直したりされますか?

    中谷 車運転してるときに『紅しょうがは好きズキ!』を聴いてて、それが終わった後にランダムで自分の番組が流れたらそのまま聴いてます。

    阪本 移動中、たまに“この回すごいおもろかったな”みたいな回をふと聴く時はありますね。直近やったら、中谷は不本意かもしれないですけどラジオドラマの回(#233)とか…。

    中谷 いや、不本意というか、笑おうとしてるのは聴き方の意図が違うかな。

    ── 中谷さんのお気に入りの回は?

    中谷 え〜っ、どれですかね…(考える)。

    阪本 お前がおらんときの回は聴いた? ルナヴェル様の回(#227)。

    中谷 ああ、僕いなかったんでどんな感じだったんかなと思って聴いたな。人間界に降臨されてたみたいな話をされてたみたいやけど。たしかに、その回かもしれないですね(笑)。

    ── 最後に、イベントに来場される方や配信でご覧になる方にコメントをお願いします!

    中谷 年に1回のことなんで、番組を毎週楽しみに聴いてくださっている方たちに楽しんでいただけるような感謝祭的なものになればいいなと思ってます。「頑張るぞ!」とかじゃなくて、いつも通りにやりたいですね。

    阪本 最初にもお話ししましたけど、今回は桜ヶ丘のラジオドラマの続編をお披露目するんですよ。もともと漫画家を目指した経歴を持つ36歳の男が真剣にパソコンと向かい合って“これやったらみんな泣けるやろう”と書き上げたものを持ってくるんで、あんまり茶化した空気でこないであげてほしいですね。

    中谷 もちろん、わざわざ言わんでもみなさんわかってると思うんですけどね。“茶化すなよ”っていう感じですね。

    Profile

    マユリカ

    阪本(写真右)1990年1月7日生まれ、兵庫県出身。ボケとネタ作りを担当。中谷(写真左)1989年10月23日生まれ、兵庫県出身。ツッコミを担当。

    3歳からの幼なじみである二人が、2011年にお笑いコンビを結成。2023年と2024年の2年連続で『M-1グランプリ』のファイナリストに選出。2021年より配信を開始したPodcast番組『マユリカのうなげろりん!!』(ラジオ関西Podcast)は、毎週土曜日の23時ごろ更新。

    マユリカのうなげろりん!!presents日本の大学いきましょか~冨島桜でイギギギギ!やる気はあるけどやめときます~

    information

    5月1日(金)19時〜LINE CUBE SHIBUYAにて開演。会場チケットは完売。配信チケットは2,000円。

    ◆配信スケジュール

    5/1(金)配信開始19:00 配信終了予定20:30

    ※販売は5/8(金)12:00まで

    ※見逃し配信期間は5/8(金)23:59まで

    配信チケットはこちら

    写真・是永日和 インタビュー、文・真島絵麻里

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