【街のプロが案内する北海道・小樽】歴史とロマンが息づく街並みをタイムスリップ散歩

江戸時代、大阪と北海道を結び物資を運んだ「北前船」の寄港地として発展。明治時代には北海道物流の拠点となり、“北の商都”として栄華を誇った小樽。街の発展を支え、今やシンボル的存在になっている小樽運河沿いには、石造りの倉庫群とガス灯が立ち並び、街中に明治~昭和中期に建てられた建造物が多く残る。そんな小樽の魅力を教えてくれるのは、ご近所ガイド“OMOレンジャー”の小林佳澄さん。

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    “OMOレンジャー”が案内します! “小樽・函館・旭川”イチオシの巡り方

    series

    星野リゾートが全国に展開するテンションあがる“街ナカ”ホテル「OMO」。街を知り尽くしたOMOレンジャーが語る北海道を代表する3都市の魅力とは?

    OMOレンジャー

    Profile

    小林佳澄さん

    埼玉県生まれで、北海道には帯広、小樽に約4年間在住。小樽の歴史だけでなく、ソウルフードなど小樽グルメにも詳しい。

    歴史的建造物が多く点在。古き良き港町に魅了される

    「街全体がノスタルジックな雰囲気に包まれ、当時にタイムスリップしたかのような気分に浸れるのが小樽の魅力です。文化財として重要な79軒の建物が『小樽市指定歴史的建造物』に指定され、その前には歴史的背景が分かる看板が設置されています。だから気軽に散策しながら往時の繁栄ぶりを偲ぶことができるんです」

    これらの建造物を活用した施設やショップ、レストランもたくさんある。

    「当時の雰囲気を感じさせる店内で、新鮮な海の幸や絶品スイーツ、注目度上昇中の小樽ワインを味わったり、雑貨店で、長い歴史の中で根付いた多様な文化などに触れてみてください」

    ① ISO

    赤煉瓦の建物で味わう和洋折衷なイタリアン

    港町海鮮パスタ 生ウニ&ズワイ蟹&イクラ¥5,600〜 本日の鮮魚カルパッチョ3種盛り¥2,000

    1906(明治39)年に建てられた3階建ての旧磯野支店倉庫をリノベーション。看板メニューの港町海鮮パスタは、鮮度の高い海の幸が豪快に盛られ、バター醤油の味付けがどこか懐かしい。地元食材を使ったアラカルトや北海道ワインも充実。小樽市色内2-2-14 TEL. 0134-31-1888 11:30~15:00、17:00~22:00 水曜休

    ② LAMP AND BELL

    隠れ家的な倉庫カフェで自家製スイーツを

    桜と抹茶のバスクチーズケーキ¥890 さくら苺ラテ(アイス)¥750

    自家製アップルパイ¥780

    小樽運河を望む澁澤倉庫内に、昨年1月オープン。天井が高く、オイルランプの優しい灯りに包まれた店内は居心地抜群。メニューは定番のアップルパイのほかに、季節替わりが続々登場。3月末~GWは、桜をテーマにしたバスクチーズケーキやドリンクが味わえる。小樽市港町5-4 澁澤C号倉庫 TEL. 0134-64-9230 11:00~17:30LO 不定休

    ③ OSA WINERY

    築約105年の石蔵を改装し、ワインを醸造

    1/1

    元ソムリエの長直樹さん夫妻が手がける“まちなかワイナリー”。小樽発祥のブドウ「旅路」など10品種を自社畑で栽培し、石蔵の1階の醸造所で白ワインを中心に年間1万本を生産。2階には土曜のみオープンするワインショップ&テイスティングバーがあり、1杯¥600~お試しできる。小樽市色内1-6-4 TEL. 0134-61-1955 13:00~17:00 日~金曜休

    ④ UNGAPLUS

    小樽らしさにこだわったアイテムがずらり

    小樽瓦焼バウム¥ 1,280

    1/1

    明治時代に北前船船主が建てた旧小樽倉庫を改装したショップ。小樽の瓦屋根をイメージした「小樽瓦焼バウム」や「小樽硝子 浮き玉グラス」各¥2,960など、小樽の歴史や文化を反映したオリジナル商品は、センスが光るものばかり。ほかにも北海道各地や北前船の寄港地の良品も多数。小樽市色内2-1-20 TEL. 0134-65-8150 10:00~18:00 無休

    OMO5小樽 by 星野リゾート

    レトロ&モダンな建物に泊まり、小樽を楽しみ尽くす拠点に

    アールデコ様式の螺旋階段。細部にまで職人技が光る

    ランプの灯りに包まれる“灯る小樽ナイトラウンジ”。アンティークオルゴールの生演奏も実施

    小樽市指定歴史的建造物の旧小樽商工会議所をリノベーションした南館と、機能性とデザインを追求した北館の2棟からなる。館内には、当時の螺旋階段をはじめ、大会議室だった天井高5mの「OMOカフェ&バル」など、重厚さとレトロさが融合した空間が広がり、今に息づく小樽の歴史や文化を五感で体感しながら過ごせる。

    商工会の“會頭”が使っていた特別室の雰囲気を活かした「デラックスルーム」

    “灯る小樽ナイトラウンジ”で提供される「おたる満喫プレート」¥1,650は、おつまみ3種盛りにドリンクがつく。写真の「小樽の灯ナイアガラモクテル」¥1,200などノンアルメニューも

    ナイトラウンジでは、小樽の『北一硝子』のオイルランプのゆらぎが、非日常に誘う

    「朝市で勝手にお節介丼ツアー」1名¥4,500で味わえる海の幸尽くしの海鮮丼

    小樽の洋菓子舗『ルタオ』とのコラボスイーツは宿泊者限定。「目覚めのフロマージュスフレ~ナイアガラとはちみつ~」¥1,980

    左が旧小樽商工会議所の建物

    入り口の壁には小樽市指定歴史的建造物を示すプレートが

    1/1

    小樽は、札幌から電車で約40分と日帰りでも楽しめる観光地だが、実は泊まってこそ小樽の魅力を余すところなく満喫できる。

    朝は「OMOカフェ&バル」で、パフェちらしなど小樽らしい味覚が詰まったブッフェを味わうもよし、活気に満ちた地元の市場で海鮮丼を堪能するもよし。夜になると小樽運河沿いのガス灯が灯り、倉庫街がライトアップされロマンティックな雰囲気に様変わりする。

    そんな小樽の朝夕の新たな一面を目一杯堪能できるのが、OMOレンジャーと巡る「朝市で勝手にお節介丼ツアー」をはじめとした多彩なアクティビティ。「OMOカフェ&バル」では“灯る小樽ナイトラウンジ”が毎晩開かれ、心と記憶に残る贅沢な小樽ステイが叶う。

    OMO5小樽 by 星野リゾート

    information

    小樽市色内1-6-31

    TEL. 050-3134-8095(OMO予約センター)

    料金/1泊¥16,000〜(1室あたり、素泊まり) デラックスルーム1泊¥30,500〜(1室あたり、朝食付き)

    チェックイン15:00 チェックアウト11:00

    アクセス/JR小樽駅より徒歩約9分

    写真・山口 明 取材、文・鈴木恵美

    anan 2489号(2026年3月25日発売)より
    Check!

    No.2489掲載

    推し旅 2026・春

    2026年03月25日発売

    暖かい気候がベストな今だからこその“おさんぽ旅”をナビゲートする「推し旅 2026・春」。レトロで美しい町並みが素敵な萩&津和野、東京都内で自然を求めて電車で訪ねる奥多摩、美味も景色も満喫できる福岡県の博多&志賀島など、今回も充実のラインナップです!

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