
左から、細田佳央太さん、山田裕貴さん、鈴木伸之さん
新撰組の志士たちの生き様を、アクションを交えて描くドラマ『ちるらん 新撰組鎮魂歌』。主役の土方歳三を山田裕貴さんが演じ、その脇を近藤勇役の鈴木伸之さん、沖田総司役の細田佳央太さんが固めます。
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── どう人物像を捉え、演じたかを聞かせてください。
山田裕貴(以下、山田) 土方は無鉄砲で真っすぐ。演じるにつれて、そうしたキャラクターよりも、仲間のことを考えたくなったんです。オヤジ(近藤)のため、新撰組のために戦うんだという感覚になり、刀から銃の時代へと移り変わる渦中を、疑似体験できました。
細田佳央太(以下、細田) 皆さんの中にはすでに沖田総司像があると思うんです。なので、誰かが演じた沖田を模倣するのではなく、原作の中で描かれている可愛らしさを大切にしつつ、新撰組で沖田がどういう役回りを果たしていたのか。史料には書かれていない部分への想像力を働かせましたね。
鈴木伸之(以下、鈴木) 僕は現場に入る前に、近藤さんのお墓参りに行きました。そこにノートが15冊くらい置かれていて、「としさん(土方)と天国でも一緒にいられていますか」とか書いてあるんです。100年以上の年月が経ってもいまだに愛される近藤さんは、とにかく仲間想いですよね。新撰組の仲間との絆の眩しさや儚さが視聴者に伝わることが、この作品の一つのゴールなのかなと。
山田 土方は、仲間を得て強くなっていった。それは、この作品のチームでも同じで、みんながいてくれたから自然と絆が芽生えたなって思う。
鈴木 裕貴のおかげだよ。「ごはん、みんなで食べよう」って声を掛けたり、僕が塩飴をなめていたら「一個もらっていい?」ってさりげなくコミュニケーションをとってくれたり。
山田 そういえば、ホテルの俺の部屋でパンイチになったよね? 「明日のシーンさ~」って言いながら。
鈴木 本読みでいろんなパターンを試して、一回自分の部屋に戻ったんだけど、納得できないところがあって…。服を着ていると取り繕ってしまい、歳三と近藤さんとの関係で話せなかったんだと思ってつい(笑)。
細田 たぎってましたよね(笑)。
山田 それを変だと感じないくらいの関係性になれていたってこと!
── 新撰組はヒーローとも国賊とも描かれます。この作品においては…。
山田 正義の方向ではあります。ただ“新撰組が絶対の正義”の作品にはしたくなかったんです。誰しもが生きることに必死だった時代に、歳三も近藤たちと出会っていなければ、人斬り以蔵(岡田以蔵)のようになっていたかもしれないですし。
鈴木 本当にその通り。それぞれが自分こそが正義だと思って生きていただろうから。
細田 全員がよりよい日本を作るために戦っていたんだけど、立場によって見え方はガラリと変わりますね。
── 小誌の読者は、時代劇に親しんでこなかった方も少なくありません。そうした人も楽しめるポイントは?
細田 監督がトラディショナルな時代劇を目指すと話してくれて、物語の核はそうだと思います。それでいて、セリフは現代語に近く軽やか。さらにアクションも加わり、すごく見やすくなっていると思います。
山田 作品の魅力は佳央太が話してくれたから、僕からは(綾野)剛さんが出てくれていることを推したい。ケンティー(中島健人)も松本潤さんも! いい子揃ってますよ~(笑)。
細田 それ、主演が言います?(笑)
鈴木 (笑)。裕貴も佳央太くんも、みんなカッコいいんでぜひ!
Profile
山田裕貴
やまだ・ゆうき 1990年9月18日生まれ、愛知県出身。2011年、俳優デビュー。映画『爆弾』で、第49回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。4月スタートの日曜劇場『GIFT』(TBS系)に出演。
鈴木伸之
すずき・のぶゆき 1992年10月14日生まれ、神奈川県出身。2010年、第3回劇団EXILEオーディションに合格し、数々の話題作に出演。近作に、主演を務めた映画『サラリーマン金太郎』。
細田佳央太
ほそだ・かなた 2001年12月12日生まれ、東京都出身。2021年、日曜劇場『ドラゴン桜』で注目を集める。2023年、大河ドラマ『どうする家康』に出演。舞台『岸辺のアルバム』が4月3日開幕。
information

『ちるらん 新撰組鎮魂歌』
「バラガキ」の土方が道場破りの末、試衛館に辿り着き、近藤勇らと新撰組を結成するまでを描いたスペシャルドラマ『江戸青春篇』は、3月26日20:58~、27日20:57~TBS系にて2夜連続放送。放送終了後、ドラマシリーズ『京都決戦篇』がU-NEXTで独占配信される。Ⓒ橋本エイジ・梅村真也/コアミックス ⒸTHE SEVEN
写真・野呂知功(TRIVAL) スタイリスト・森田晃嘉(山田さん) 中瀬拓外(鈴木さん) 吉本知嗣(細田さん) ヘア&メイク・小林純子(山田さん) カスヤ ユウスケ(ADDICT_CASE/鈴木さん) NOBU(HAPP’S./細田さん) インタビュー、文・小泉咲子
anan 2488号(2026年3月18日発売)より

















