ダンスにバンドに、ミュージカルコント(?)あり! “唯⼀無⼆”なグループ像を凝縮したWEST.の熱量溢れるステージ

デビュー12周年、12枚⽬のフルアルバム『唯⼀無⼆』を引っ提げたツアー「WEST. LIVE TOUR 2026 唯⼀無⼆」を開催中のWEST.。全国9都市28公演を⾏うアリーナツアーから5⽉5⽇(火)横浜アリーナ公演の模様をお届けします。

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    “唯一無二”なライブの幕開け

    デビューから12年、誰ひとり⽋けることなく歩んできたWEST.の7⼈。“唯⼀無⼆を探す旅”をテーマに掲げたライブは、今回も開演5分前に「ええじゃないか」のMVが流れる。デビュー当初の初々しい映像で会場を温めたところで、定刻を迎えるとアルバム『唯⼀無⼆』のリード曲「これでいいのだ!」からスタート。ステージには⼤きな⾞のセット。そして、ハイウェイから⾒える景⾊をイメージした「Rock」や「Rainbow」と書かれたPOPな電飾看板がまぶしく光る。7⼈が⾞に乗り込み、ガレージを⾶び出すシーンから物語が始まると、“WEST.にとっての唯⼀無⼆”を問うライブの幕開けだ。

    重岡⼤毅さんが作詞作曲したこの曲は、とにかく楽しんでオンリーワンでいこうと歌う遊び⼼たっぷりな曲。“これでいいのだ”という前向きなワードや「だ、だ、だ! だ! だだ!」と歌うフレーズが印象的だ。“これでいいのだ”コールに合わせたヒーローダンスを息ぴったりに披露すると、「横浜楽しんでいこうぜ!」。桐⼭照史さんの声が会場を包んだ。

    「俺たちに愛される準備できてるか! 俺たちの超スーパー王道ラブソングを聴いてくれ!」という重岡さんの声で始まったのは、「ええじゃないか」。「もっといける、その調⼦」と桐⼭さんのあおりが⼊ると会場のボルテージがさらに加速していく。「OH LA LA」の間奏では⼀⼈⼀⼈挨拶も。

    ⼩瀧望さんは「会いたかったか〜? 俺たちに会いたかったか。最後までよろしく!」、中間淳太さんは「Hey、ジャスミン、ジュニア、みんな元気かーい? お前たち最⾼だぜ」、神⼭智洋さんは「最⾼に楽しんでいきましょう、よろしく」、桐⼭さんは「声出す準備できてるのかな? 今⽇も元気に豚⾜ピース」とおなじみの挨拶を。

    濵⽥崇裕さんは「アツっ! 熱すぎる。熱気すごいよ。負けへんけどな、横浜」と気合たっぷり。藤井流星さんは「盛り上がれるのかい? ホントに盛り上がれるのかい? 楽しんでいこうぜ」、ラストに重岡さんが「横アリにWEST.7⼈集合したぜ。連れてきてくれてありがとう。唯⼀無⼆、楽しんでいきまーす」と⾼らかに宣⾔!

    らしさ全開のコントコーナーで会場を笑いの渦に

    WEST.ライブの⾵物詩であるコントコーナー。今回は、7年ぶりに企画からストーリー、構成、台本、演出までのすべてをメンバーが⼿がけたミュージカルを披露した。題して「俺たちのTrue Love Story 〜episode.1〜」。ストーリーはビバリーヒルズ関⻄地区に住む⼤学⽣男⼥7⼈の⻘春物語。

    ⾦髪マッチョのジャンを演じる中間さんが「やあ、みんな、ごきげんよう」と登場。ジャンの彼⼥はグラマーな⾦髪美⼥・キリッサ(桐⼭さん)だ。キュートな⾚⽑のノンシー(⼩瀧さん)とムキムキなハメイダ(濵⽥さん)のバカップルやトモリオ(神⼭さん)とお⾦持ちで⽝を⼩脇に抱えるフジ―ナ(藤井さん)のカップルの姿も。そこに「おいおい、⼤事な⼈を忘れてないかい?」とローラースケートを履いたシゲリゲス(重岡さん)がヨロヨロとしながらローラーを滑りつつ、皆でダンスパーティへ。

    楽しいパーティのはずが、シゲリゲスとノンシーのツーショット写真をハメイダが発⾒したことから、「ちゃんと説明してくれ!」と、すったもんだが起こる。恋のもつれは無事解決することができるのか、注⽬だ。マッチョな男⼦⼤学⽣たちやアメリカのスクールコメディドラマを彷彿とさせるオーバーな⾝ぶり⼿ぶりで台詞を⾔う姿など、⾯⽩さ満点。⼥⼦⼤学⽣役の3⼈はスタイル抜群の美⼥を演じ、会場からは「可愛い〜」という声が⾶び交っていた。強烈に濃すぎるキャラクターを活き活き演じる姿は、とにかく楽しそうで、芸達者な彼らならではの新作コントに。役になりきったまま、「Donʼt Stop Loving」などの楽曲も披露していた。今後、シリーズ化するのか楽しみなところだ。

    注⽬は、3年ぶりにライブで披露したユニット曲。中間さんと神⼭さんは、バズソングメーカーであるWienners ⽟屋2060%さんが⼿掛けたポップソング「JAPALOUD」を披露。和を織り交ぜた楽曲をサイケな妖艶な和装⾐裳に⾝を包み、扇⼦を持ってダンス。「遊べや」とハイテンションに会場をあおり、関⻄ジュニアたちもふたりの周りで⼤いに盛り上げた。

    重岡さんと濵⽥さんのユニット曲は、wacci橋⼝洋平さんが作詞作曲をした「スピン」だ。“愛想つかさずに⾒守ってくれて、ありがとう”という気持ちを綴ったラブソングをギターの弾き語りでハートフルに届け、ラストにふたりが笑顔で⾒つめ合いながら歌う姿にほっこり!

    桐⼭さん、藤井さん、⼩瀧さんが歌うのは、3⼈の声のハーモニーをテーマにした「エラーコード」。本性を暴かれたいという⼼の底の欲求を歌ったナンバーは「寝ぼけてんじゃねえよ」(桐⼭さん)など、ひとりずつの決め台詞も聴きどころ。激しくレーザー光線が⾶び交う中で、ハードな世界観で会場をクギ付けに。

    MCではエピソードトークに花が咲く場面も

    現在、絶賛ツアー中のWEST.。この⽇の横浜アリーナ公演は、4⽉19⽇宮城のセキスイハイムスーパーアリーナぶりのライブ。MCでは中間さんが「皆も久々やけどさ、メンバーとも結構久々だな。2週間くらい空いてるよね」と⾔い出すと「2週間空いて久々って、寂しがり屋やな〜(笑)」と重岡さん。「シゲと神ちゃんと濵ちゃんは、ちょっと前にここ⽴ってるか」と横浜アリーナで⾏われた「アイドル⾳楽フェス The ONE 〜⼀⾳⼀⽣〜」の話に。

    重岡さんは「そうなんです。僕と濵⽥と神⼭で出ました。いや〜、もう死ぬほど盛り上がったよね」と⾔うと、桐⼭さんが「どんな感じだったの?」と気になる様⼦。神⼭さんが「フェスやけど、カウントダウンライブとかとは、またちょっと違う」、重岡さんが「普段あんまり絡まへんTravis JapanやB&ZAIとやって。もう俺らもだいぶ中堅アイドルやんか、歴的に。一番上が安⽥くんやったから、もう2番⽬だったわ。できることを頑張りました」と報告を。

    桐⼭さんが「『めざましテレビ』さん(アイドルフェスの映像)を観たら、横⼀列で『Can do! Can go!』を踊ってたんよ。みんなが横並びに踊る中、ひとりだけダッシュしているシゲが映ってた(笑)」と重岡さんの愉快な奇⾏を指摘。

    中間さんは「『WESTraight』やったんでしょ? メンバーそれぞれがラップをして繋ぐところは、今回3⼈しか出ないから、3⼈で(歌割りを)割ろうってなった時にシゲが、『ごめん、マジでラップ無理やわ』って⾔って。結構、神ちゃんがやったらしいね?」と裏側について質問。すると、神⼭さんが「3⼈で出るってなって、この組み合わせなら『間違っちゃいない。』は、絶対やるべきやろってなって。他の出演者とか、やる場所を考えて、「『WESTraight』をやったら、いい空気に持っていけるんじゃないかなと思って、やりたいんやけどって話して。濵ちゃんとシゲと割りたかったのね、ホンマは。やけど、シゲが噛むから無理やってことで(笑)」と、神⼭さんがラップの歌割りが多かったいきさつを説明。

    重岡さんは「宮城のライブの時、(『WESTraight』の)歌詞カードを持っていったけど、神ちゃんに渡して、『すみません。練習したんですけど、ラップは全然勝⼿が違いまして…』って(笑)。でも、皆さんが今までフェスに僕たちを送り出して⽀えてくれたから、もう余裕が全然違った。盛り上げられた」と、余裕の表情だ。神⼭さんも⼿ごたえを感じていたようで「ファンの皆さんと繋がってるのをすごく感じたね」と、しみじみ。

    濵⽥さんは「エモかったのは、神ちゃんと安⽥くんで、安⽥くんのソロ曲『わたし鏡』をふたりでやったこと」と振り返ると、神⼭さんは「『わたし鏡』はギターを始めた時に練習した曲」だと言い、「せっかくね、安⽥くんと⼀緒にステージに⽴たせてもらえるっていうのもあって。わがままを⾔って、『⼀緒に歌いませんか?』って。濵ちゃんがいなかった⽇は、⼤⻄(流星)ちゃんと⼀緒に『乗り越しラブストーリー』を歌ったり、『間違っちゃいない。』は、好きって⾔ってくれてるチャカ(宮近海⽃)とやったり。コラボもできるフェスやった」と嬉しそうに話していた。

    この⽇は、中間さんが7⽉12⽇に台湾でファンミーティングを開催することを発表。4⽉29⽇に東京グローブ座で⾏われたファンミについても話題に。中間「すごく楽しかったです。メンバーからのメッセージを1⼈ずつ紹介して、照史が3回ぐらい出てきて、めっちゃおもしろかった。神ちゃんは『俺がライブ終わりの半袖は寒そうやからちょっと服着てくれ』、のんちゃんは『クイズ正解したら、ドヤるの、やめてくれ』とか。そんな中、流星だけ焼きラーメンの⾷リポ(笑)」と個性が光るメンバーからのメッセージにニコニコだ。

    ⾷リポは会場で爆笑だったと伝えられた藤井さんが、「よっしゃー !!」と喜ぶ姿も。すると「俺のプレゼントギャグはどうやった?」と重岡さん。「⾃分のファンやからすごく温かかったよ」と中間さんが⾔うと、「やって〜! お願い」とそのギャグを再現するよう懇願するメンバーたち。濵⽥さんは「淳太、シゲからもらったん? いらんかったら、ちょうだい」と、うらやましそう。

    「全然あげるよ。いくよ。⼀発芸やります! 右⼿の肘と左⾜の膝をくっつけて。ピーン!」と重岡さん発案のギャグをやり切ると「もう⼀回! もういっちょ!」と、おどけておかわりする重岡さん。「めっちゃいいやん」「盛り上がったな」とメンバーたちが絶賛する中、「台湾のファンミではWEST.を広げるために頑張ってきます。必ずWEST.を(台湾に)連れてきます!」(中間さん)と、頼もしく宣⾔!

    MCの最中にアコースティックで披露したのは、「虹をかける僕ら」。重岡さんがピアノ、中間さんがグロッケンシュピール(鉄筋)、桐⼭さんがカホーン、濵⽥さんと神⼭さんがアコースティックギター、藤井さんがタンバリン、⼩瀧さんがシェイカーとそれぞれが楽器を担当。ステージに焚き⽕の炎がゆらゆら、灯される。メンバーと⼀緒にみんなでキャンプファイヤーをしているような雰囲気の中、ムードたっぷりに歌い、会場にゆる〜くチルな空気が流れた。

    「皆さんが照らしてくれるからこそ、僕たちはこのステージに⽴てているなと毎度、実感しています」

    WEST.が会場を巻き込み、⼀体感を⾼めたのは、「しらんけど」からスタートしたバンドコーナーだ。ブラウンのスーツの⾐裳で⼤⼈っぽく決めている7⼈。「知らんのか〜い!」とファンと⼀緒に⼤合唱するたび、毎回違うコミカルな表情を浮かべる濵⽥さん、真剣な表情の藤井さんなど、それぞれの個性が光る。⼿拍⼦で盛り上がった「ムーンライト」では、「ジャンプしてみようか」という⼩瀧さんの声で会場全体がジャンプ。重岡さんが濵⽥さんの肩につかまってジャンプするなど、メンバーも寄り添いながらヒートアップしていった。

    最後の挨拶では、代表して神⼭さんが今の気持ちをファンに語る場⾯も。「皆さんの貴重な時間を僕たちWEST.に使ってくれたこと、本当に⼼から感謝しております。こうしてライブをやってると、皆さんがペンライトでたくさん僕たちのことを照らしてくれて。皆さんが照らしてくれるからこそ、僕たちはこのステージに⽴てているなと毎度、実感しています。本当にありがとうございます。この景⾊を僕たちなりに⼀⽣懸命、守っていきたいですし、新しいこともそうやし、これまでやってきたこともそうですけど、どんどんパワーアップして、ムキムキになって。新しいWEST.、さらにパワーアップしたWEST.を皆さんに⾒せていければなと思ってます」と、まだまだ進化していくことを宣⾔。

    続けて、「やっぱり皆さんがいるからこそ、僕たちはあんなことしたい、こんなことしたいっていうふうに、本当に夢を追いかけることができる。それは皆さんが僕たちWEST.、この7⼈を⾒つけてくれたからだと思っております。本当にありがとうございます。皆さんの⼈⽣の中で⼤切な思い出であったり、⼤事な⾳であったり、⼤事なパフォーマンスであったり、そういった⼤切な思い出を⼀⽣懸命これからも作っていけるように頑張ります。今後とも応援のほどよろしくお願いいたします」と呼びかけると会場からは温かな拍⼿が。「そんな皆さんの想いに対して、僕たちから届けられるお返しのような歌をSUPER BEAVERの柳沢亮太さんに作っていただきました。⼀⽣懸命歌いますので聴いてください。皆さん一人一人に届けます」と曲紹介をして最後の曲「リプライ」へ。

    スポットライトが灯す中、横⼀列に並んで、WEST.から応援してくれるファンの⽅への返信の歌をハートフルに紡ぐ7⼈。「あなたを笑わせたい」「励ましたい」という愛に溢れた⾔葉の数々がまっすぐ突き刺さる。12年間、ファンの想いに⽀えられ、歩み続けてきたWEST.。相思相愛の関係性であるファンを前に全⾝全霊で歌を届ける表情は、優しさたっぷり。聴く者、⾒る者にパワーを与える唯⼀無⼆のグループに成⻑したこれからも7 ⼈で歩みを⽌めず、⾛り続ける。

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    写真・くさかべまき 取材、⽂・福⽥恵⼦

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